月嶋成美2004


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 家族ごっこ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ん 何、よ 「起きろ」 なんなの、気持ちいいところなのに 「起きなさいっ」 ん〜 「しょうがねーなぁ」 「うわっ所長?!」 「お父さんっ」 「黙ってろって」 なんなのよいった……い 「もーお父さんのばかっ」 「いいですよ、俺背負いますから」 「いいじゃねーか、今日くらい」 うぅん 「・・・だから?」 「そゆこと」 「関係ないじゃないっ」 「京香、真神は俺の弟子だ」 「は?」 「んで成美はその姉貴だ」 ………なんのはなしよ 「京香。俺はな、従業員はみんな家族だと思ってる」 「は、はぁ」 なんかばかなこといってるわね 「だから真神は俺の息子だ」 「うわぁっそれは」 「なによ真神くん嫌なの?!」 「京香さん、それとこれとは」 「だからな、息子の姉貴ってことは俺の娘ってことだろ?」 「お父さんっっ?!嫌よ私こんな妹」 誰が妹よ、誰が 「一人っ子だからちょうどいいじゃねーか」 「そういうことじゃないでしょっ?!」 「いいじゃねーか、家族ごっこも」 いいじゃねーか、か 「こんな細い体で一人で頑張ることたねーって」 「甘すぎるわ」 「というか、甘やかすと付け上がりますよ?成美さん」 「まとめてかかってこいっての、お前もなっ」 「い、いや、遠慮しておきます」 「はー着いたぞお姫様」 「ご苦労様です、後は俺やっときますので」 「おー、お前も早く帰って寝ろよ」 「はーい」 「それじゃ真神くん、また明日、ね」 「ええ、おやすみなさい」 おやすみなさい、京香 「おやすみ」 おやすみなさい、……… 「成美さん」 んー 「起きてるんでしょ」 「あによぉ」 「なによじゃないですよ、背負われて所長の手かけさせないでください」 「いーじゃない、今日くらい」 「今日くら………い?」 「なによ」 「い、いえ」 「さて、と。 遊びの家族は帰ったし、どう?今から姉弟水入らずでパーティーでもする?(オールで)」 「………か、帰らせてもらいます」 「そ、ちゃんと着替えてから寝るのよ」 「わかってますって!!」 「ふ、ん。いいけど (たまに床寝してるみたいだけど、今日はそんなに酔ってはないのね)」 「それじゃ」 「うん」 「………成美さん」 「なによ」 「誕生日おめでとうございます」 「………言葉だけ、もらっとくわ」 「ええ」 「おやすみなさい」 「おやすみ」 −−−カララン ………明日もあさっても家族、いるわよね ふふ、恭介…… 家族って、 家族に囲まれて迎える誕生日っていいものね おやすみ恭介 おやすみ京香 おやすみ、パパとは程遠い不良中年 「あら?留守電、点滅してるわね」 『再生します、ピー』 『ねーさん、誕生日おめでとうございます ………なんてゆーていいかわからんなこゆの どない?恭ちゃん』 『ばか、俺の名前だすな!!』 『うわゎ、つーことで今年もよろしゅう おやすみなさい』 プツ−−− ・・・・・・・・ ここにもいたわね、ばかな家族が ま、ありがたくもらっておくわ 本当、へんな家族ばっかりで・・・ 楽しいじゃない、それも 「・・・んー、寝る」 それにしても1号、それじゃぁ年始の挨拶よ −−−fin 11月3日

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